看護師国家試験の勉強は1日何時間必要ですか?
公開日:
Q
ご相談
最終学年で、実習の真っ最中です。記録の合間に毎日2〜3時間ずつ国試の勉強をしていますが、これで足りているのか分かりません。
SNSで「1日10時間勉強した」という投稿を見かけると、焦ってしまいます。
1日何時間くらい勉強すれば足りるのでしょうか。実習中はこれ以上時間を増やせないので、何を優先すればいいかも教えてほしいです。よろしくお願いします。
A
看護学ゼミナールの講師からの回答
講師の紹介
arrow_forward実習中は毎日30分から、実習が終わったら1日3〜4時間、直前期は1日6時間ほどが目安です。
勉強時間の目安は、時期によって変わります。実習が終わったら1日3〜4時間、年明けからの直前期は1日6時間ほどを目安にしましょう。
実習中は記録や事前学習があって、まとまった時間を取りにくいですよね。この時期は、毎日30分でも続けられていれば十分です。実習で忙しいなか毎日2〜3時間も続けているのですから、今のペースで大丈夫ですよ。
ただ、合否を決めるのは勉強した時間ではなく、本番の点数です。勉強時間とあわせて、過去問で取れている点数も確かめていきましょう。
ここからは本番までの勉強の進め方、勉強の進み具合の確かめ方、時間が足りないときに優先することを順にお伝えします。
目次
本番までの勉強の進め方
本番までの勉強時間と進め方は、次の3つの時期で変わります。
時期 | 1日の勉強時間の目安 | 進め方 |
|---|---|---|
実習中 | 30分から | 実習を優先しながら、毎日の勉強を続ける。過去問を解いたら、間違えた問題を解き直す |
実習が終わってから年末まで | 3〜4時間 | 過去問を解きながら、苦手な分野の対策を進める |
年明けから本番まで | 6時間ほど | これまで解いた過去問の解き直しに時間を使う。新しい問題集には手を広げない |
本番は、午前と午後がそれぞれ2時間40分です(第115回の厚生労働省の案内による)。実習が終わったら、週に1度は過去問1回分を本番と同じ時間割で解いてみましょう。続けるうちに、本番の時間配分に慣れていきます。
勉強の進み具合の確かめ方
今の力がどのくらいかは、過去問の点数で分かります。第115回の合格基準は、次の2つを両方とも満たすことでした(必修問題と一般問題は1問1点、状況設定問題は1問2点)。
区分 | 第115回の合格基準 |
|---|---|
必修問題 | 50点中40点以上 |
一般問題と状況設定問題 | 249点中166点以上 |
次の順で、自分の点数をこの基準と比べてみましょう。
過去問の1回分を、時間を計って解く
必修問題の点数と、一般問題・状況設定問題の合計点が、それぞれその回の合格基準に届いているかを見る
間違えた問題を解き直す(基準に届かなかったほうから先に)
1日に勉強できるのが2〜3時間なら、午前の分と午後の分を別の日に解いてかまいません。
一般問題と状況設定問題の基準点は回ごとに変わります。各回の基準点は看護師国家試験のボーダーの記事にまとめています。
解き直しが済んだら、何日かおいて別の回を解いてみましょう。その回の合格基準との差が前より縮んでいれば、今のやり方で力がついてきていると考えていいでしょう。差が縮まないときは、間違えた問題をすべて解き直せているかを振り返ってみてください。
時間が足りないときに優先すること
時間が足りないと感じたら、次のように優先順位をつけましょう。
優先すること
必修問題:基準に届かないと、ほかの点数が高くても合格できません(くわしくは必修問題の記事)
間違えた問題の解き直し:上の手順3にあたります。時間が限られていても、ここは続けてください
後回しにしてよいこと
新しい問題集や参考書に手を広げること(とくに年明けから)
正答率の低い難問を深追いすること(先に、正答率が70%以上の問題を確実に解けるようにしましょう)
「1日10時間」という投稿を見ると焦りますよね。ただ、年明けの直前期でも6時間ほどが目安です。10時間に合わせる必要はありません。目を向けてほしいのは、ほかの人の勉強時間ではなく自分が過去問1回分で取れる点数です。まずは今週の実習のない日に、過去問の午前の問題を2時間40分で解いてみましょう。
実習と記録で忙しいなかでも、毎日勉強する習慣はもう身についていますね。これからも、その習慣を続けていきましょう。
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