2026-11-01

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  • 国試対策

第115回看護師国家試験の結果:合格率は88.3%、ボーダー166点。240問の内訳

第115回看護師国家試験の合格率は88.3%、ボーダー(合格基準)は必修問題40点以上と一般・状況設定問題166点以上でした。
自分の点数を、必修問題は40点、一般・状況設定問題は166点と見比べてみてください。必修問題が届いていなければ、間違えた問題を分野ごとに分けるところから始めましょう。

【看ゼミタイパまとめ🐼】第115回看護師国家試験の結果は?

1

合格率は88.3%、ボーダーは必修問題40点以上と一般・状況設定問題166点以上

2

午前第32問は採点除外、第80問は複数正解。一般・状況設定問題の満点は249点で数える

3

必修問題は既出問題から再出題の可能性あり。間違えた分野は他の回の過去問も解くのがベスト

目次

第115回看護師国家試験の結果:合格率88.3%で前年比1.8ポイント低下

第115回看護師国家試験は2026年2月15日に実施され、3月24日に合格発表がありました。受験者59,614人のうち52,666人が合格し、合格率は88.3%でした。

区分

出願者数

受験者数

合格者数

合格率

全体

60,311人

59,614人

52,666人

88.3%

うち新卒者

54,401人

54,036人

50,862人

94.1%

既卒者(算出値)

5,910人

5,578人

1,804人

32.3%

全体のうち新卒者の合格率は94.1%、既卒者の合格率は32.3%でした。第115回の合格率88.3%は第114回の90.1%より1.8ポイント低く、新卒者は1.8ポイント、既卒者は12.6ポイント下がっています。

既卒者の合格率は、直近5回とも3〜4割台です。

出典:厚生労働省「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験及び第115回看護師国家試験の合格発表」「第111回保健師国家試験、第108回助産師国家試験及び第114回看護師国家試験の合格発表」(2026年11月1日閲覧)

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第115回の出題数は240問で配点は合計300点

第115回で出題されたのは、午前120問と午後120問の合計240問でした。試験時間は午前午後とも2時間40分ずつです。

区分

問題数

配点

配点の合計

必修問題

50問

1問1点

50点

一般問題

130問

1問1点

130点

状況設定問題

60問

1問2点

120点

合計

240問

1点または2点

300点

第115回は午前第32問が採点から除外されたため、実際に採点された満点は1点少ない299点でした(必修問題50点、一般・状況設定問題249点)。

状況設定問題は3問セットで6点

状況設定問題60問は、20の状況設定に分かれます。1つの状況文に続く設問はいずれも3問で、配点は合わせて6点です。

午前120問を2時間40分で解く配分だと、1問あたり80秒、3問セットでは4分です(算出値)。この4分のうち状況文にかける時間を決めると、1問に残す時間も決まります。

短い状況設定文は一般問題にも16問出ている

一般問題130問のうち16問には、患者の呼称(Aさん・Aちゃん・A君)を含む短い状況設定文が付いていました(看護学ゼミナール集計)。公式には「短い状況設定文を付した問題」と呼ばれ、配点2点の状況設定問題とは別の区分で1問1点です。

配点が2点なのは、午前・午後とも第91問から第120問までの30問ずつです。

過去問は区分で切らず、午前・午後を通しで解く練習をするのもおすすめです。

出典:厚生労働省「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験、第115回看護師国家試験の問題および正答について」「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験及び第115回看護師国家試験の合格発表」、医道審議会保健師助産師看護師分科会 保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会「報告書(令和8年3月19日)」(2026年11月1日閲覧)

第115回のボーダーと直近5回の推移

第115回の合格基準は、必修問題が50点満点中40点以上、一般問題と状況設定問題が合計249点満点中166点以上でした※1。必修問題の不足は一般・状況設定問題の得点では補えず、40点に届かない場合は不合格となってしまいます。

第115回の必修問題で40点に届かなかった場合は、50問のうち間違えたものを分野ごとに分けて見直しましょう。まず把握すべきは、どの分野が苦手なのかです。

必修問題の分野の分け方と過去問の使い方は、看護師国家試験の必修問題の記事で紹介しています📝

直近5回の合格率は87.8%から91.3%、一般・状況設定問題のボーダーは148点から167点の間で推移しています。

回(実施年)

受験者数

合格者数

合格率

うち新卒者

一般・状況設定問題の基準

第111回(2022年)

65,025人

59,344人

91.3%

96.5%

167点以上/250点

第112回(2023年)

64,051人

58,152人

90.8%

95.5%

152点以上/249点

第113回(2024年)

63,301人

55,557人

87.8%

93.2%

158点以上/250点

第114回(2025年)

63,131人

56,906人

90.1%

95.9%

148点以上/250点

第115回(2026年)

59,614人

52,666人

88.3%

94.1%

166点以上/249点

必修問題の基準は5回とも40点以上です(第113回は採点除外があり、49点満点)。ただし第111回と第113回は、必修問題の一部が「正解した受験者だけ得点に入れ、不正解の受験者は採点から外す」扱いでした。その問題を間違えた受験者は満点が減り、基準も39〜36点以上に下がる場合がありました。

回ごとに変わるのは一般・状況設定問題の基準点で、第115回の166点は第111回の167点に次ぐ高さでした。

一般問題と状況設定問題の合格基準は相対基準、必修問題は絶対基準で設定されています※2。一般・状況設定問題のボーダーが何点になるかは、第116回の合格発表までわかりません。

相対基準と絶対基準の違いや、過去10年までさかのぼった推移は、看護師国家試験のボーダーは何点かの記事にまとめています。

※1 出典:厚生労働省「第108回保健師国家試験、第105回助産師国家試験及び第111回看護師国家試験の合格発表」「第109回保健師国家試験、第106回助産師国家試験及び第112回看護師国家試験の合格発表」「第110回保健師国家試験、第107回助産師国家試験及び第113回看護師国家試験の合格発表」「第111回保健師国家試験、第108回助産師国家試験及び第114回看護師国家試験の合格発表」「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験及び第115回看護師国家試験の合格発表」(2026年11月1日閲覧)

※2 出典:厚生労働省「医道審議会保健師助産師看護師分科会 保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会報告書(平成24年4月)」(2026年11月1日閲覧)

第115回の不適切問題(採点除外等)は午前の2問

第115回で採点除外等の扱いになった問題は、午前第32問と午前第80問の2問でした。試験のあとに話題に上がる「不適切問題」は、この2問のように採点で特別な扱いになった問題のことです。

問題

採点上の取扱い

理由

自己採点での数え方

午前問題 第32問

採点対象から除外する

設問文が不明瞭であるため

数に入れない。満点も249点で数える

午前問題 第80問

複数の選択肢を正解として採点する

複数の正解があるため

正答は4と5。どちらかを選んでいれば1問分を数える

除外された第32問は、正解していても得点には入りません。そのかわり配点1点分は満点から外れ、一般・状況設定問題の満点は250点ではなく249点でした。ボーダーの166点は、この249点を満点としたときの点数です。

出典:厚生労働省「第115回看護師国家試験における採点除外等の扱いをした問題について(午前第32問)」「同(午前第80問)」「第115回看護師国家試験 正答」(2026年11月1日閲覧)

必修問題だけは、同じ問題が同じ形で出ることがある

看護師国家試験の制度を検討する国の部会(医道審議会の検討部会)は、2026年3月19日付で報告書を出しました。その中で、必修問題では過去に出た問題を表現も選択肢も変えずに出題することも可能とされています。

過去に出た問題を使うこと自体は、以前から行われています。この報告書で示されたのは、必修問題では表現と選択肢を変えずに出してもよい、という扱いです。第115回は報告書より前の2026年2月に行われたため、報告書のあとに行われる試験は第116回が最初です。

必修問題は「限られた範囲の中で繰り返し問うことが妥当」とされ、問われる基本的事項も「経年的に大幅に変わるものではない」とされています。

一般問題と状況設定問題について同じ報告書にあるのは、「表現や選択肢を変更する際には、難易度への影響に留意し検討することが必要」という記述です。

既出問題は年々積み上がっていて、報告書では引き続き活用するとされています。第115回で間違えた問題は分野ごとに分けて、その分野をほかの回の過去問でも解いてみましょう。

一般問題と状況設定問題は、同じ形で出るとは書かれていません。こちらも間違えた問題から範囲を決めて復習する必要があります。

区分

報告書が示した既出問題の扱い

第115回の問題の使い方

必修問題 50問

表現や選択肢を変更せずに出題することも可能

間違えた問題の分野を、ほかの回の過去問でも解く

一般問題・状況設定問題 190問

表現や選択肢を変更する際は、難易度への影響に留意して検討する

間違えた問題から、復習する範囲を決める

報告書は、合格基準を現状維持とするのが望ましく、出題数と試験時間は現行のまま維持するのが妥当だとしています。出題基準の見直しは行わないとされ、令和5年版のままです。

令和5年版は厚生労働省の出題基準のページで公開されており、必修問題から各科目までの範囲を確認できます。

出典:医道審議会保健師助産師看護師分科会 保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会「報告書(令和8年3月19日)」(2026年11月1日閲覧)

第115回看護師国家試験の問題と正答の入手先

第115回の試験問題と正答は、厚生労働省のサイト「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験、第115回看護師国家試験の問題および正答について」から無料で手に入ります。

使うのは午前と午後の問題と正答です。午前の問題には別冊が付き、問題文から参照される図や写真も掲載されています。いずれもPDFで、解説は付きません。正答は問題と同じページにあるため、解いたその場で答え合わせができます。

※看護学ゼミナールでは、LINE友だち追加をいただいた方へ、過去10年分の「過去問チャレンジ」を無料でお渡ししています。受け取りは、友だち追加のあとに届くアンケートに答え、看ゼミオンラインにログインする流れです。ドリル形式とランダムテスト形式で解けるので、ぜひ活用してみてください📝

第115回看護師国家試験についてよくある質問

第115回看護師国家試験は難しかったですか

第115回は、合格率が直近5回で2番目に低く、一般・状況設定問題の基準点が2番目に高い回でした。数値で見ると、直近5回の中でも厳しい回です。

第115回看護師国家試験では何人が不合格でしたか

受験者59,614人のうち、6,948人が不合格でした(受験者数と合格者数からの算出)。内訳は、新卒3,174人・既卒3,774人です(いずれも算出値)。

不適切問題があると合格できなくなりますか

第115回では、なりませんでした。採点から除外された問題は、その配点分が満点からも外れています。

第115回の問題は第116回の対策に使えますか

もちろん使えます。国の検討部会は、過去に出た問題を引き続き活用する方針を示しており、必修問題では表現や選択肢を変えずに出題することも可能とされました。出題基準も令和5年版のままです。

まとめ 第115回の結果と第116回への備え

第115回の合格率は88.3%、ボーダーは必修問題40点以上と一般・状況設定問題166点以上でした。必修問題の基準点40点は、直近5回とも変わっていません。先に対策すべきは、第115回の必修問題50問のうち不正解だった問題です。

第115回を解き直すときは、短い状況設定文が付いた一般問題16問と、午前の2問の数え方を確認しておきましょう。

第116回の試験日は2027年2月14日、受験書類の受付は2026年11月6日から27日までです。出願の手順は第116回看護師国家試験の概要にまとめています。

次の回に向けて学び直す再受験の方には、看護学ゼミナールの再受験の方向けの動画見放題コースがおすすめです。

必修問題では、過去に出た問題が引き続き活用されます。まずは間違えた1問から、解き直してみましょう!🔥

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