2026-09-21
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国試対策
【第116回】看護師国家試験の概要〜日程・出願手順・合格基準〜(2027年)

看護師国家試験の第116回は、2027年2月14日(日曜日)に行われます。受験書類の受付は2026年11月6日から11月27日まで。出願方法は、在学中の方と再受験の方で分かれます。合格に必要な点を決めるのは、必修問題とそれ以外の2つの基準です。
【看ゼミタイパまとめ🐼】看護師国家試験のポイント
1
看護師国家試験は年1回で、例年2月に実施。受験書類の受付は試験の前年の11月
2
在学中の方は学校で、再受験の方は運営本部事務所への請求で願書を入手する
3
合格には必修問題で50点中40点以上が必要。一般問題と状況設定問題の得点では補えない
目次
- 看護師国家試験の日程と手続きの期限一覧
- 受験資格にあてはまる経歴の区分
- 提出する書類と受験手数料の納め方
- 全員が出す3点は願書・写真・返信用封筒
- 在学中の方は修業証明書か卒業証明書を後から提出する
- 再受験の方は願書と証明書を自分で集める
- 締め切り日の扱いは郵送と持参で違う
- 出題される科目と問題の構成
- 試験科目は人体の構造と機能など11科目
- 必修・一般・状況設定の3区分で240問
- 合格基準は必修問題とそれ以外の2本立て
- 必修問題は50点中40点以上が基準
- 一般問題と状況設定問題は満点の6割前後
- 合格率の水準と新卒・既卒で開く差
- 過去問から始める看護師国家試験の対策
- 看護師国家試験についてよくある質問
- 看護師国家試験の会場はどこで決まりますか
- 2027年の看護師国家試験はどの出題基準で出題されますか
- 出願までにそろえるものと狙う点のまとめ
看護師国家試験の日程と手続きの期限一覧
看護師国家試験は、保健師助産師看護師法にもとづいて厚生労働大臣が行う国家試験です。年1回で、例年2月に実施されます。試験日や受付期間などの期日は、回ごとの公示で決まります。
第116回は2027年2月14日(日曜日)に行われ、受験書類の受付は2026年11月6日から11月27日までです。合格発表は2027年3月24日(水曜日)14時です。次の一覧は、配慮の申請から合格発表まで、期日の早い順に並べています。
手続き | 期日 | 補足 |
|---|---|---|
受験に伴う配慮の申請 | 2026年10月1日まで | 視覚・聴覚・音声・言語の機能に障害のある方の事前申請 |
願書の配布 | 2026年10月中旬以降 | 学校のほか、運営本部事務所などへの請求でも入手できる |
受験書類の受付 | 2026年11月6日〜11月27日 | 郵送は書留。締切日の消印まで有効 |
受験票の発送 | 2027年1月中旬(予定) | 1月29日までに届かない場合は運営本部事務所へ問い合わせる |
試験日 | 2027年2月14日(日曜日) | 試験地は北海道、青森県、宮城県、東京都、新潟県、愛知県、石川県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県の12都道府県。どこで受けるかは出願のときに決める |
修業証明書・卒業証明書の提出 | 2027年3月5日14時まで | 見込みの証明書で出願した方の差し替え。間に合わない場合は3月12日14時まで |
合格発表 | 2027年3月24日(水曜日)14時 | 厚生労働省ホームページに受験地と受験番号が掲載される |
受験書類が受理された後は、書類の返還と受験地の変更が認められません。
出典:厚生労働省「看護師国家試験の施行」(2026年9月21日閲覧)
受験資格にあてはまる経歴の区分
受験資格は、看護師になるのに必要な教育課程を修めた方に認められます。在学中の方は、2027年3月12日までに卒業する見込みであれば出願できます。教育課程を経ずに、独学だけで受験することはできません。
経歴 | 受験できる条件 |
|---|---|
大学・3年課程の学校・養成所で学んだ方 | 卒業した方。2027年3月12日までに卒業する見込みの方を含む |
准看護師の免許を持つ方 | 免許を得た後3年以上業務に従事しているか、高等学校もしくは中等教育学校を卒業していて、どちらの場合も指定の大学・学校・養成所で2年以上修業した方。2027年3月12日までに修業・卒業する見込みの方を含む |
外国の看護学校を卒業した方、外国の看護師免許を持つ方 | 日本の教育課程を修めた方と同等以上の知識・技能があると、厚生労働大臣が認めた方 |
EPA(経済連携協定)で来日した看護師候補者の方 | 日本語研修と看護導入研修を受けて就労しており、厚生労働大臣の認定を受けた方 |
再受験の方は、卒業した学校の区分のまま出願できます。
出典:厚生労働省「看護師国家試験の施行」(2026年9月21日閲覧)
提出する書類と受験手数料の納め方
受験書類は、全員が出す3点と、経歴に応じた証明書で構成されます。受験手数料は5,400円です。額に相当する収入印紙を受験願書に貼って納めます。
書類を出すのは受験する方です。公示が学校に求めているのは、写真が本人と相違ないことの確認だけです。郵送するときは書留を使い、看護師国家試験運営本部事務所へ送ります。
全員が出す3点は願書・写真・返信用封筒
全員が共通で提出する書類は、次の3点です。
受験願書は、所定の様式で作成し、戸籍に記載された文字で氏名を書く
写真は、出願前6か月以内に撮影した縦6cm×横4cmのものを受験写真用台紙に貼り、学校などで本人と相違ない確認を受ける
返信用封筒は、縦23.5cm×横12cmのものに590円分の切手を貼り、書留の表示をする
受験願書には、5,400円分の収入印紙を貼ります。収入印紙には消印をしません。書類の受理後は、受験手数料が返還されません。
在学中の方は修業証明書か卒業証明書を後から提出する
在学中の方は、修業見込証明書または卒業見込証明書で出願できます。卒業したら、2027年3月5日14時までに修業証明書や卒業証明書などを提出します。3月5日に間に合わない場合の提出期限は、3月12日14時です。
期限までに提出がないと、受験は原則として無効になってしまいます。証明書を受け取れる時期を、学校に先に確かめておきましょう。
再受験の方は願書と証明書を自分で集める
再受験の方は、願書を自分で用意するところから始まります。郵送で請求する場合に送るものは、320円分の切手(速達は620円分)を貼った返信用の角2封筒と、請求用紙です。宛先は運営本部事務所です。各地の臨時事務所の窓口でも受け取れます。
配布は2026年10月中旬以降で、郵送のため手元に届くまで日数がかかります。早めに請求しましょう✉️
修業証明書や卒業証明書は、卒業した学校に発行を依頼します。准看護師の免許で受験する場合は、原本照合を受けた准看護師免許証の写しも提出します。
締め切り日の扱いは郵送と持参で違う
受験書類の締め切りは2026年11月27日(金曜日)です。この日をどう数えるかは、郵送と持参で違います。
郵送の場合は、書留で看護師国家試験運営本部事務所へ送ります。消印は11月27日までのものが有効です。
持参の場合は、自分の受験地を受け持つ臨時事務所へ届けます。臨時事務所は北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、香川県、福岡県、沖縄県の9か所です。青森県は宮城県、新潟県は東京都、石川県は愛知県の事務所が受け持ちます。
受付の時間は、受付期間中の土曜日・日曜日と行政機関の休日を除く各日の、午前9時から正午までと午後1時から午後5時までです。締め切りの11月27日も、持参は午後5時までに限られます。事務所の場所と受付の時間を先に確かめましょう📮
出典:厚生労働省「看護師国家試験の施行」(2026年9月21日閲覧)
出題される科目と問題の構成
試験では11科目から出題され、問題は必修問題・一般問題・状況設定問題の3つの区分に分かれます。全体で240問・300点満点です。
試験は午前と午後の2部制で、第115回(2026年2月実施)はそれぞれ2時間40分で、午前が9時50分から12時30分、午後が14時20分から17時でした※1。
第116回の時間は公示に記載がないため、受験票が届いたら、時間と会場をあわせて確かめましょう🔍
試験科目は人体の構造と機能など11科目
試験科目は、次の11科目です※2。
人体の構造と機能
疾病の成り立ちと回復の促進
健康支援と社会保障制度
基礎看護学
地域・在宅看護論
成人看護学
老年看護学
小児看護学
母性看護学
精神看護学
看護の統合と実践
必修・一般・状況設定の3区分で240問
区分ごとの問題数と配点は、次のとおりです。
区分 | 問題数 | 配点 | 満点 |
|---|---|---|---|
必修問題 | 50問 | 1問1点 | 50点 |
一般問題 | 130問 | 1問1点 | 130点 |
状況設定問題 | 60問 | 1問2点 | 120点 |
必修問題は、看護師にとって特に重要な基本的事項を問う区分です。状況設定問題は事例形式で、場面を示す文章を読んで設問に答えます。300点満点は、採点対象から除外された問題がない場合の点数です。除外があった回は、その分だけ満点が減ります。第115回の一般問題と状況設定問題は、249点満点でした※3。
※1 出典:厚生労働省「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験、第115回看護師国家試験の問題および正答について」(2026年9月21日閲覧)
※2 出典:厚生労働省「看護師国家試験の施行」(2026年9月21日閲覧)
※3 出典:厚生労働省「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験及び第115回看護師国家試験の合格発表」(2026年9月21日閲覧)
合格基準は必修問題とそれ以外の2本立て
合否は2つの基準で決まります。必修問題で基準以上を取り、あわせて一般問題と状況設定問題の合計でも基準以上を取った方が合格です。第115回の基準は、必修問題が40点以上(50点満点)、一般問題と状況設定問題が166点以上(249点満点)でした※1。片方だけ届いても、合格にはなりません。
必修問題は50点中40点以上が基準
必修問題の基準は50点中40点以上で、この8割の水準は回によって変わりません※1。採点対象から除外された問題があった回は、満点に応じて基準点も調整されます。2024年実施の第113回は、49点満点で40点以上でした※2。
必修問題が40点に届かないと、一般問題と状況設定問題の得点では補えず、不合格となってしまいます。必修問題は出題範囲が限られており、繰り返し問われる区分です。過去問を回次ごとに解いて、取りこぼしている分野を先に見つけましょう。
一般問題と状況設定問題は満点の6割前後
一般問題と状況設定問題の基準点は、回ごとに決まります。第115回は249点中166点以上で、得点率は66.7%でした。
直近10回の基準点は、最も低い回で得点率57.3%(2017年実施の第106回)※3、最も高い回で66.8%(2022年実施の第111回)※4です。目安は満点の6割前後で、その回の正確な基準点は合格発表と同時に公表されます。
過去10年の基準点の推移や、自己採点での確かめ方は、看護師国家試験のボーダーの記事もあわせてご覧ください。
※1 出典:厚生労働省「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験及び第115回看護師国家試験の合格発表」(2026年9月21日閲覧)
※2 出典:厚生労働省「第110回保健師国家試験、第107回助産師国家試験及び第113回看護師国家試験の合格発表」(2026年9月21日閲覧)
※3 出典:厚生労働省「第103回保健師国家試験、第100回助産師国家試験及び第106回看護師国家試験の合格発表について」(2026年9月21日閲覧)
※4 出典:厚生労働省「第108回保健師国家試験、第105回助産師国家試験及び第111回看護師国家試験の合格発表」(2026年9月21日閲覧)
合格率の水準と新卒・既卒で開く差
第115回看護師国家試験の合格率は88.3%です。受験者59,614人のうち、52,666人が合格しました※1。新卒で受験した方に限ると94.1%です。直近10回の全体の合格率は、87.8%(2024年実施の第113回)※2から91.3%(2022年実施の第111回)※3の間にあります。
厚生労働省の発表は、全体と新卒の2区分です。再受験の方を含む既卒の合格率は差し引きの算出になり、第115回は受験5,578人・合格1,804人で約32%です※1。新卒との差は大きいですが、合否を分ける条件は全員に共通です。必修問題と、一般問題・状況設定問題の2つの基準だけで決まります。
※1 出典:厚生労働省「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験及び第115回看護師国家試験の合格発表」(2026年9月21日閲覧)
※2 出典:厚生労働省「第110回保健師国家試験、第107回助産師国家試験及び第113回看護師国家試験の合格発表」(2026年9月21日閲覧)
※3 出典:厚生労働省「第108回保健師国家試験、第105回助産師国家試験及び第111回看護師国家試験の合格発表」(2026年9月21日閲覧)
過去問から始める看護師国家試験の対策
対策の中心は過去問です。看護師国家試験では、過去に出た問題(既出問題)を引き続き活用する方針が示されています※1。とくに必修問題では、表現や選択肢を変えずに出題することも可能とされました。
出題の範囲は、厚生労働省が公表する出題基準で定められています。現行は令和5年版です※2。科目ごとに何が問われるかは、この基準の項目で確かめられます。
何から始めるか迷ったら、まず直近の回の必修問題を解いてみましょう!
基準の8割に対していま何点取れるかを数えると、取り組むべき科目を決められます。(第115回看護師国家試験の結果についてはこちら)
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※1 出典:厚生労働省「保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会報告書」(2026年9月21日閲覧)
※2 出典:厚生労働省「保健師助産師看護師国家試験出題基準 令和5年版について」(2026年9月21日閲覧)
看護師国家試験についてよくある質問
看護師国家試験の会場はどこで決まりますか
試験会場は、受験票の送付時に案内されます※1。会場についての問い合わせには応じられないことも、公示に示されています。遠方の会場に備える宿泊や交通の手配は、受験票が届いてから進めましょう🚃
会場が置かれる受験地は、公示に挙げられた12都道府県のいずれかです。住所や学校の場所で受験地を割り当てる定めは、公示にはありません。受験地は出願の時点で決まり、書類が受理された後は変更できません。受ける都道府県を選べるのは願書を出すときだけなので、出願の前に決めておきましょう🗾
2027年の看護師国家試験はどの出題基準で出題されますか
現行の出題基準は令和5年版で、2023年実施の第112回から適用されています※2。2026年3月の検討部会の報告書では、学校で学ぶ内容(看護基礎教育)が見直されていないため、出題基準も見直さないとされました※3。出題基準の全文は厚生労働省のページで公表されており、科目ごとの出題範囲を確認できます。
※1 出典:厚生労働省「看護師国家試験の施行」(2026年9月21日閲覧)
※2 出典:厚生労働省「保健師助産師看護師国家試験出題基準 令和5年版について」(2026年9月21日閲覧)
※3 出典:厚生労働省「保健師助産師看護師国家試験制度改善検討部会報告書」(2026年9月21日閲覧)
出願までにそろえるものと狙う点のまとめ
第116回看護師国家試験は2027年2月14日に実施され、受験書類の受付は2026年11月6日から27日までです。受験手数料は5,400円で、在学中の方は卒業見込みで出願できます。合否を決めるのは、必修問題の40点以上(50点満点)と、一般問題・状況設定問題の基準点の2つです。
合格すると、看護師免許を申請する資格が得られます。回ごとに値は変わるため、出願の前に厚生労働省の公示をもう一度確かめると確実です。
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