2026/11/5

  • 国試対策

看護師国家試験は何回まで受けられるか。再受験するときの勉強の進め方と働き方

看護師国家試験は何回でも受けられます。受験の回数や年齢、卒業からの年数による制限はありません。

再受験では、次の試験までの働き方も勉強の進め方も、ご自身で決めることになります。不合格がわかった直後なら、最初にすることは内定先への連絡です。内定先との話が済んでいる方は、前回の点数の見直しから始めましょう。

【看ゼミタイパまとめ🐼】看護師国家試験は何回まで受けられる?

1

受験の回数・年齢・卒業からの年数に制限は無く、何回でも受けられる

2

試験で不正の行為があった場合は例外で、一定期間受験できなくなることがある

3

不合格なら内定先に連絡し、働き方を決め、点数が足りなかった区分の問題から解き直す

目次

看護師国家試験は何回でも受けられる

看護師国家試験に受験回数の上限はありません。保健師助産師看護師法が受験について定めているのは受験資格で、回数や年齢、卒業からの年数で受験を制限する規定はありません。※1 前回の結果にかかわらず、受験資格があれば次の試験も受けられます。

受験資格は学校を卒業すると得られ、期限は無い

受験資格とは、看護師国家試験を受けるために法律で定められた条件です。文部科学大臣または都道府県知事が指定した大学・学校・養成所で、看護師になるのに必要な学科を修めると得られます。大学と養成所は卒業、指定の学校は3年以上の修業が条件です。

准看護師の方は、免許を受けて3年以上働いているか高校などを卒業していれば、指定の大学・学校・養成所で2年以上学ぶと得られます。※2

一度得た受験資格に期限はありません。卒業から何年経っていても受けられるので、次の回を見送っても、その先の試験を受けられます。

在学中の方は卒業見込みでも受験できます。第116回看護師国家試験(2027年2月実施)では、2027年3月12日までに卒業する見込みの方が対象です。※2 学校の単位を取っただけでは受験資格にならず、卒業(修業)が必要です。

例外は試験で不正の行為があった場合

試験で不正の行為があった場合、厚生労働大臣は不正に関係した人の受験を停止させるか、試験を無効とすることができます。さらに、一定期間の受験を禁じることもできます。※3

不正の行為が無ければ、この規定は関係ありません。

※1 出典:e-Gov法令検索「保健師助産師看護師法」(2026年11月5日閲覧)

※2 出典:厚生労働省「看護師国家試験の施行」(2026年11月5日閲覧)

※3 出典:e-Gov法令検索「保健師助産師看護師法施行規則」(2026年11月5日閲覧)

再受験の方の合格率

再受験の方は、合格発表の新卒者以外(既卒)に入ります。第111〜115回の既卒の合格率は30.4〜44.9%です。既卒は新卒者以外をまとめた値で、受験が何回目かで分けた値はありません。

既卒の合格率は第111〜115回で3〜4割台

厚生労働省の合格発表は全体と新卒者の2区分のため、既卒の値は全体から新卒者の分を引いた数字です。

回

新卒者の合格率

既卒の合格率

既卒の合格者/受験者

第111回(2022年)

96.5%

38.9%

2,287人/5,877人

第112回(2023年)

95.5%

36.5%

1,876人/5,140人

第113回(2024年)

93.2%

30.4%

1,654人/5,441人

第114回(2025年)

95.9%

44.9%

3,188人/7,096人

第115回(2026年)

94.1%

32.3%

1,804人/5,578人

既卒の合格率は新卒者より低く、回によっても動きます。合格した人数は、どの回も1,600人超です。

受験回数ごとの合格率は公表されていない

既卒の区分には、前の年に落ちた方も、2回目の受験の方も5回目の受験の方も同じように入ります。受験回数や卒業からの年数で分けた合格率は公表されていません。

「普通は何回目くらいで受かるの?」「卒業して時間が経つと難しくなるの?」と気になるかもしれませんが、残念ながらそれがわかる数字はありません。

合否を決めるのは受験回数ではなく、その回の点数です。何回目の受験でも、卒業から何年経っていても、ボーダー(合格基準)に必修問題と一般・状況設定問題の両方で届けば合格になります。

不合格になったときの内定と働き方

不合格がわかった直後は、内定先への連絡を早めに済ませましょう。内定は看護師国家試験の合格が前提です。内定の扱いは病院によって違うので、返事を聞いてから働き方を決めましょう。

内定先との話がすでに済んでいる方は、この先の「再受験に向けた勉強の進め方」から読み進めてください。

内定先にはまず結果を連絡する

できるだけ早く内定先の病院に結果を伝えましょう。病院によって、次のような対応があります。

  • 内定を取り消す

  • 採用の時期を次の試験のあとに延ばす

  • 看護師ではなく看護助手として採用する

連絡するときは、次の試験まで病院で働けるのか、合格したあとの採用はどうなるのかを聞いておきましょう。落ちた直後にすることは、不合格になったときに関する相談室のページで紹介しています。

看護助手として働きながら次の試験を受ける方法がある

内定先で看護助手として働けるかは、病院の返事で決まります。内定先で働けない場合は、別の病院を探すことも考えましょう。収入を得ながら次の試験を受けられる一方で、勉強の時間は勤務の予定に合わせて確保することになります。

もう一つの方法は、ご家族の援助や貯金などで生活費をまかない、次の試験まで勉強に専念することです。働きながら勉強するのと専念するのとで、どちらが合格につながるかを示す数字はありません。病院の返事と生活費の見通しで決めましょう。

再受験に向けた勉強の進め方

学校を離れると、勉強の順番と時間を決めるところから始めることになります。最初に前回の点数を区分ごとに見直すと、どの問題から解き直すかが決まります。そのうえで週ごとの勉強時間を決めましょう。

前回の点数を必修問題と一般・状況設定問題に分けて見る

勉強を始める前に、どの区分でボーダーに何点足りなかったのかを確かめます。

  1. 試験のあとの自己採点を、合格発表のページの正答でやり直す

  2. 必修問題の点数と、一般問題・状況設定問題の合計点を、受けた回のボーダーとそれぞれ比べる

  3. 届かなかった区分の、間違えた問題から解き直す

自己採点の記録が無い場合は、前回の問題を解き直し、公開されている正答で採点しましょう。

第115回のボーダーは、必修問題が50点中40点以上、一般・状況設定問題が249点中166点以上でした。※1 第115回は午前問題の第32問が採点から除外され、満点が249点になっています。一般・状況設定問題のボーダーは回によって変わるので、ご自身が受けた回の合格発表で確かめましょう🔍

両方の区分で届かなかった場合は、必修問題から解き直しましょう。必修問題は50問と問題数が少なく、先に解き終えられます。

働きながらでも週ごとの勉強時間を決めておく

第116回看護師国家試験は2027年2月14日(日)で、受験書類の受付は2026年11月27日までです。※2 試験日から逆算して、週ごとの勉強時間を決めましょう📝

働く方は、勤務の予定を先に入れてから、空いている時間に勉強を割り当てます。勉強に専念する方は、学校の時間割が無くなるので、いつ勉強するかを先に決めておきましょう。

週ごとの割り振りと使う教材は、独学での看護師国家試験に関する記事で紹介しています。

自分だけでは勉強が進まないときは講座を使う

前回どこで失点したのかが自分でわからないときや、一人では勉強が続かないときは、講座を使う方法があります。

看護学ゼミナールの再受験の方向けの動画見放題コースは、受講条件に年齢や卒業年数の制限が無く、働きながらの受講も可能です。担当講師との個別面談で学習計画を調整でき、マイカリキュラム機能では間違えた問題に関連する動画を自動でおすすめします。

推奨する学習時間は週5〜10時間程度です。受講料は90,000円(税込)で、2027年2月14日の試験本番日まで利用できます。途中からの参加もできるので、ぜひご利用ください。

※1 出典:厚生労働省「第112回保健師国家試験、第109回助産師国家試験及び第115回看護師国家試験の合格発表」(2026年11月5日閲覧)

※2 出典:厚生労働省「看護師国家試験の施行」(2026年11月5日閲覧)

看護師国家試験の受験回数についてよくある質問

看護師国家試験に落ちたら、准看護師試験は受けられますか?

指定の大学・学校・養成所で看護師の学科を修めた方には、准看護師試験の受験資格があります。※1 合格して免許を受ければ、准看護師として働きながら次の看護師国家試験を受けることも可能です。

准看護師試験は都道府県知事が行い※1、日程と出願の期限も都道府県ごとに公示されます。※2 受ける場合は、受験する都道府県の公示を早めに確かめましょう。

再受験の出願はいつ、どうすればよいですか?

再受験の方は、受験するたびにご自身で出願します。第116回の受付は2026年11月6日(金)から11月27日(金)までで、郵送は書留で、11月27日までの消印が有効です。卒業した方が出す書類は次のとおりです。※3

  • 受験願書(卒業した学校のほか、看護師国家試験運営本部事務所に郵送で請求するか、臨時事務所の窓口で入手できる。受験手数料5,400円分の収入印紙を貼る)

  • 写真(卒業した学校か運営本部事務所・臨時事務所で、本人の写真であることの確認を受ける)

  • 返信用封筒(590円分の切手を貼り、書留と書く)

  • 修業証明書または卒業証明書(卒業した学校に発行を頼む)

  • 准看護師から進んだ方は、原本照合を受けた准看護師免許証の写し

書類が受理されたあとは、受験手数料は返還されません。寸法などの細目は、看護師国家試験の概要に関する記事で紹介しています。

※1 出典:e-Gov法令検索「保健師助産師看護師法」(2026年11月5日閲覧)

※2 出典:e-Gov法令検索「保健師助産師看護師法施行規則」(2026年11月5日閲覧)

※3 出典:厚生労働省「看護師国家試験の施行」(2026年11月5日閲覧)

看護師国家試験の受験回数と次の受験のまとめ

看護師国家試験に受験回数の上限はなく、年齢や卒業からの年数による制限もありません。例外は試験で不正の行為があった場合です。既卒の合格率は第111〜115回で3〜4割台ですが、受験回数ごとの値ではありません。

不合格になったら内定先に連絡し、返事を聞いてから働き方を決めましょう。勉強は、前回の点数を区分ごとにボーダーと比べ、届かなかった区分の間違えた問題から解き直します。次の回を受けるなら、受付期間に出願しましょう。

卒業された方の受験資格に期限はありません。まずは内定先への連絡と前回の点数の見直しのうち、手をつけられるほうから始めてみましょう。

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