看護師国家試験に落ちたら、まず何をすればいいですか?

公開日:2026年10月13日

Q

ご相談

今年初めて看護師国家試験を受けましたが、不合格でした。結果を見てから何日もたつのに、まだ何も手につきません。4月から働く予定だった病院にも、まだ連絡できていません。

同じように落ちた先輩たちの体験談を探して読んでみました。「働きながら次を目指した」という人もいれば「勉強に専念した」「一度は別の道を考えた」という人もいて、どうすればいいのか余計に迷ってしまいました。

このまま看護師を目指していいのかも分からなくなっています。

こういうとき、まず何をすればいいのでしょうか。何も手につかないままで、次の試験に間に合うのかも心配です。アドバイスをいただけると心強いです。

A

看護学ゼミナールの講師からの回答

講師の紹介

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まずは内定先の病院への連絡だけ済ませましょう。勉強は、気持ちが落ち着いてから始めても遅くありません。

まずは、内定先の病院に結果を伝えることを済ませましょう。内定は国家試験の合格が前提なので、これからどうするかを病院と相談することになります。

4月の入職が近いので、できるだけ早めに連絡しましょう。秋の出願では卒業した学校に証明書を出してもらうので、学校にも連絡が必要です。

結果を見てから何も手につかない日が続いているのは、それだけこの試験に向けて頑張ってきたからだと思います。

国試は例年2月なので、次の試験まではまだ10か月以上あります。数日何も手につかなかったからといって、間に合わなくなるわけではありません。今はまず、ゆっくり休んで大丈夫です。

看護師を目指し続けるかどうかも、今すぐ決めなくてかまいません。受験資格は得ているので、次の試験もそのまま受けられます。

先輩たちの選んだ道がばらばらだったのには、内定先の病院の対応がそれぞれ違うことも関係しています。病院で看護助手として働きながら次を目指せることもあれば、そうでないこともあります。

働きながら受け直すか勉強に専念するかは、病院の返事を聞いてから決めましょう。

ここからは次の試験までの流れと学校に頼むこと、気持ちが落ち着いてからの振り返り方を順にお伝えします。

目次

次の試験までの流れと学校に頼むこと

次の試験の出願は11月です。再受験では、願書の取り寄せから出願までを、ご自身ですることになります。

1年の流れは、例年次のとおりです(厚生労働省の公示による)。

時期(例年)

流れ

8月

次の試験の日程の公示

10月中旬から

受験願書の配布

11月

出願(受験に関する書類の受付)

1月中旬

受験票の発送

2月

試験

3月下旬

合格発表

次の試験の日付は、8月に公示が出たら厚生労働省の看護師国家試験のページで確かめましょう。

出願には、卒業した学校の証明書が要ります。大学・短期大学を卒業した方は修業証明書、看護師養成所を卒業した方は卒業証明書です。

受験願書は学校で受け取れるほか、看護師国家試験運営本部事務所に郵送で請求して取り寄せることもできます。出願の手順は、看護師国家試験の概要の記事の「再受験の方へ」にまとめています。

気持ちが落ち着いてからの振り返り方

勉強を始める前に、「どの区分で、合格基準に何点足りなかったのか」を確かめましょう。

「もっと勉強時間を増やさなきゃ」と思うかもしれません。ただ、必修問題と一般問題・状況設定問題のどちらで届かなかったかで、次に力を入れるところが変わります。

受けた回の合格基準と正答は、厚生労働省が回ごとに出している合格発表のページに載っています。第114回と第115回の合格基準は、次のとおりでした。どちらの回も、2つの基準を両方とも満たすことが合格の条件です。

区分

第114回

第115回

必修問題

50点中40点以上

50点中40点以上

一般問題と状況設定問題

250点中148点以上

249点中166点以上

次の順で振り返ってみてください。

  1. 試験のあとにした自己採点を、合格発表のページの正答でやり直す(採点除外などの扱いになった問題も同じページに載っています)

  2. 必修問題の点数と、一般問題・状況設定問題の合計点を、受けた回の合格基準とそれぞれ比べる

  3. 届かなかった区分の、間違えた問題から解き直す

表のとおり、一般問題と状況設定問題の基準点は回ごとに変わります。必ず、ご自身が受けた回の基準と比べてください。ほかの回の基準点は看護師国家試験のボーダーの記事にまとめています。

振り返りは、気持ちが落ち着いてからで十分です。今はまず内定先の病院に連絡をして、その返事を聞いてからこれからのことを考えましょう。病院の返事を待つあいだは、ゆっくり休んで大丈夫ですよ。